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だだーだだーだだーだだーだだだ

不自由からの脱出を試みなければならない。
その姿勢が自由だからだ。
その姿勢を失えば、一生不自由だし、自由は判らない。

嫁姑喧嘩で婆さんがウチに泊まっている。
喧嘩の内容は単発というより、つもりに積もった鬱憤を姑が爆発させたようで修復は難しそうだ。
そしてなぜか、その喧嘩の仲介役に僕が抜擢される。
まぁしかし妥当な判断ではあるのかもしれない。
「君はまるで機械のようだ。切れ者だけど、人間味に欠ける」といった内容をよく言われる。
そんな人間は仲介役にはぴったりかもしれない。
まぁとりあえずそんなことはどうでもいい。
僕はこれまで老人と接する機会をほとんど持ったことがなかった。
だから老人というものを知らないし、婆さんという身内ですらあまり知っている仲ではない。
今回の件で始めて老人に接する機会を得たわけだが、とにかく彼女は人の話を聞かない。
それを何度も注意したのだが、もちろんそれも聞かない。
母親は老人に接する仕事をしているのだが「老人ってのはそういうもんなんよ」と言う。
僕が、そういう老人にはなりたくないな、と言うと母親は「老人になれば仕方ないんよ」と言う。
母親はそろそろ50歳だ。
老人数歩手前といったところだろう。
それなのにまるで、自分が老人になったことがあるかのように老人を語るのだ。
僕はそういう人間になりたくない。

プロフェッショナルというNHKの番組で、三浦和良の特集を見た。
僕はカズのプレイが嫌いだ。
ボールを持つことが好きでパスを出さないのに、足元がバタついてるし、シュートは浮くし、とにかく下手だったからだ。
だが人としては好きだった。
もちろん僕が持っているカズへの理解なんて大したことがない。
それでも未だ現役で、高校卒業と同時に単身ブラジルに渡り、30を過ぎるとヨーロッパでプレイし、何より人を惹きつけるスター性を持っている。
番組内で一番印象的だったのは、30歳くらいに感じた分岐点に関する話だった。
念願のワールドカップ出場を決めた98年。
カズがそのメンバーから漏れた時の話だ。
「これからどうしよう?そう思ったんです」
元々ピークを過ぎたら引退しようと思ってたんです。それでもいざその時になると、これでいいのかな?と思ったんですよ。今思うと、その時が僕のサッカーの本当の始まりだったんだと感じます。
カズは今43歳。
自分より若い選手に混じってとても厳しい練習に参加している。
歳を取れば体は衰えるし、怪我も多くなる。
だからこそかもしれない。声を張り上げ、体を張って走り回り、ランニングではいつも先頭を走り続け、監督にアピールし、レギュラーを獲得しようとする。
僕はカズを見て、なんて自由なやつなんだ、と思った。
その一番の要因は自分にストイックで、妥協せず、責任を持っている点だ。
30歳のときに自分で決定した人生を真剣に実行している。
自由だから人生を自分で決定できるのではない。
人生を自分で決定するから自由なんだ。
重要なのは自分の意志で決定することだ。

諦めなければ夢は叶う。
その真意は、諦めれば夢は叶わない、ということだ。
by xtu_ltu9981 | 2010-06-12 12:07 | 徒然なる希望と絶望


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